セカイと僕の相性は

Botches, Be Ambitious. 一人でコソコソとマシな生き方を考えてます。

常識、モラルについて。モラハラとは勝利である。

こんばんわ。

 

今日はモラハラについてです。

 

モラハラとは、モラルハラスメントのことで、モラルによる精神的な暴力、嫌がらせのことですね。

例えば、食費月3万円でやりくりできない妻に、「充分やれるはずだ、お前の金銭感覚は異常だ」という夫。

仕事で忙しく家族サービスの出来ない夫に、「私たちの時はもっと大変だったけど、ちゃんと家族サービスをしていた」という妻側の義父母。

他に定義はあるのでしょうが、今回は「自分の常識を棚に上げ他人に押し付ける人」とします。

 

僕は、育ちがガサツなのもありますが、絶対の常識なんて存在しないと思っています。絶対なんてないことだけが絶対だと思っています。

もちろん、人それぞれ常識は違います。

お茶を出した時、出して頂いた立場だから家主が飲むまで口をつけないのがマナーと思っている人もいれば、それはビジネスのマナーでプライベートでは、もてなされた側が遠慮なく先に口をつけるのが礼儀だと思ってる人もいます。

 

自分の常識が受け入れられれば気持ちいいですが、どうすればそれが可能なのでしょうか。

僕はその人とその常識の魅力、値打ちだと思っています。

時間にルーズな外国人が、日本の文化に惚れ込んだとします。どうしても日本で働きたいと思い、なんとか日本の企業の面接を取り付けたとします。間違いなくその人は日本の企業の常識に従い予定時間の15分や30分も前に現場に到着するでしょう。

日本の古くお堅い会社では、書類に複数の関係者が印鑑を押す際に、一番偉い人がまっすぐ押し、下の人間は45度傾けて印鑑を押し、お辞儀のように敬意を表すそうです。自由な雰囲気な会社で働く多くの人は馬鹿げてると思うでしょう。もしかすると印鑑を傾けている本人たちも馬鹿げてると思ってるかもしれません。でも、そうすることで上司や取引先に気に入られ、その会社に残ることやその会社で出世することが出来るのです。本当に馬鹿げていて割りに合わないと思えば、転職してその人が思うマトモな会社でマトモな人たちと働けばいいのです。

自分とは違う常識をこなすことに、メリットがあれば人は相手に合わせるでしょう。つまり、自分に魅力や値打ちがあれば周りは自分の常識に合わせてくれるのです。

上司や夫や妻がモラハラだと嘆く状況は、部下や専業主婦や惚れ込んだ夫の立場が弱く相手に合わせざる得ない状況と言えるのです。

周りの非常識を嘆きたければ、自分が強くなって周りを自分に合わさせれば良いのです。

本当に割りに合わなければ、転職や配置転換、離婚などのリスクをとって自分が思うマトモな世界に逃げ込んで愚痴でも言ってればいいのです。

 

サークルの部長がかわり時間に異常なくらい厳しく、仲間内のイベントでも10分前集合で遅れれば置いていくようになった経験があります。

結果、不満が続出し僕を始め多くの人が離れ、精力的に活動するメンバーは半分以下になりました。

離れたメンバーは昔ながらのルールで集まり以前同様楽しく遊んでいました。

おそらく残ったメンバーは「あいつら時間すら守れねーのかよ」などと僕たちを馬鹿にしていたでしょう。

この例で言いたいのは、数が多い僕たちの勝利だということではありません。

僕たちも部長たちもやってることは変わらないということです。常識が近い人たちが都合よく集まりそれぞれ楽しく過ごしているだけです。(細かいことを気にしてる方が偉いと思ってる人たちは、裸の王様であることに気づいた方がいいとは思いますが。)

本来であれば、自然とそうなるわけですが、モラハラは自分とは違う常識を持った人に、無理やり自分の常識を押し付けることが出来ているのです。

それは、その人に地位や経済力、数の力、相手をうまく引き返せない状況に追い込んだ地の利などがあるから可能なのです。

そういう意味で、モラハラとは勝者の証なのです。

 

明らかにダメなことはキチンとした手続きを踏んでルールとして決まります。法律やサークル規則、入居者規則、カップルの決まりごと。

それ以外は自分の好きなように生きて、方法論的に他の人の常識に合わせて自己選択自己責任で生きていけばいいと思っています。

 

以上です。