都会とは、都会的生活とは。極私的都市論
今回は都会について気まぐれなるままに書いていきます。
結論から言います。僕にとって都会とは自分みたいな奴らに会えるところです。
田舎とはなんなのでしょうか。モノがない。人が暖かい。嫌われると村八分などなど。
まとめると、生活が人間により左右される場所だと思います。
良く言えば人情溢れた、悪く言えば人間臭い。
都会とはなんなのでしょうか。モノが溢れている。人が冷たい。嫌われるとぼっち。
まとめると、人間以外によって生活が左右されている場所だと思います。
田舎で大切なのは人間性です。愛想がいいか、性格がいいか、常識があるか、きちんとした仕事についているか、ややこしい界隈で育っていないか、子供のしつけはされているか。
その人の人間性全てを知ろうとし、その場所のルールやモラルに当てはめて判断しようとします。「郷に従え」というやつですね。
僕が思う都会とは、そのような常識や全人的コミュニケーションが好まれない場所やコミュニティのことです。
教室の隅っこで一人で聴いていた音楽や小説、自己満で極めていたファッション、夜中に一人で見ていたサッカー。
田舎では一人でコソコソしていたことです。それが、都会に行けば、音楽イベントや本屋のラインナップ、ブランドショップ、スポーツバーなど場所とコミュニティが供給されており、自分みたいな人たちに会うことができます。
そこでは、何が好きで何故そこにいるのかが重要で、どんな仕事をしているのか、性格がいいのかなどは大して重要ではありません。むしろ、自分とは全く違う育ち、生活水準、学歴、職業、性格の人と会えることが楽しみであったりします。
極論を言えば、自分に似ていて性格良く感じるひとよりも、自分の想像のつかないくらい無神経で性格の悪い人の方が、感性を共有する相手として面白いのです。
数十万の人口の都市でもキャバクラや高級レストラン、ブランドショップはあります。
しかし、大都市に行かないとマニアックな趣味のお店やイベントは少ないのです。
なんとなく街が栄えている、建物が豪華、人が多いから都会だとか、都会は便利という人は、田舎でぶっちぎった上位層にいる方が幸せなんじゃないかと思います。
地元で専業主婦の奥さんと幸せに暮らし、ご近所づきあいを円満にして、子どもの成長を楽しみにする、古典的な人生を送るなら田舎の方が向いているでしょう。都会に住むメリットなど地下鉄やバスぐらいではないでしょうか。
平均所得の低い田舎であれば見栄を張る必要もなく、土地代も安いので一人一台軽自動車ぐらいは買えます。
公務員でもインフラでも交通でも地元マスコミでもそれらの子会社でも都会で成功するほど優秀な人たちには、田舎にも仕事はいくらでもあります。
そんな常識やテンプレを当てにせず好きなことをしてサバイバルを生き抜く覚悟がある人は都会が向いているでしょう。自分らしく生きて、自分みたいなセンスだけど自分とは育ちも常識も全然違う人たちに会えるからです。
ではでは。