橋下羽鳥の番組 (11月7日)を見て
遅れましたが、橋下羽鳥の番組の11月7日の放送について感想を書きます。
今回は異端児スペシャルということで、ホリエモンこと堀江貴文さん、2ちゃんねる解説者のひろゆきこと西村博之さん、国際政治学者の三浦瑠麗さんの3人と、橋下羽鳥のお二人、コメンテーターは杉村太蔵さんと森永卓郎さんと葉加瀬マイさん。ちなみに葉加瀬マイさんはほば空気でした。
以下敬称略です。
注目したいのはひろゆきの提言。
「税金の無駄遣いした政治家は逮捕されるべきだ」。非営利の政治資金の運用も、民間のルールに則るべきというもの。
ただ議論はどちらかといえば、無駄遣いとは何なのかについて進みました。
民営化を進めれば無駄遣いを減らせるというホリエモンに対し、地方の採算の取れないインフラなど行政が行うべき事業もあるという森永、杉村のバトルが勃発しました。
ホリエモンは、インフラもバスの定期運行の維持などを条件などに民営化すれば民間の力を積極的に導入すれば、逆に便利になって街が栄える、行政は規制緩和さえすればいいという考え。
これに対し、興味深かったのがひろゆきの意見で、民間は短期でものを見てしまうから民間では絶対作れないもの、行政では絶対できないものがあるという考え。ホリエモンはそういうことも民間のクラウドファンディングで好きな人ばかり集めれば可能だと反論しました。
ひろゆきは例に奈良の大仏やピラミッドをあげていましたが、ぼくもこの考えに(個人的にひろゆきは得意ではないんですがw)賛成でした。
例えば図書館を民営化して、貸し出し数や住民の満足度を工場したいのであれば、村上春樹やハリーポッターなどの新刊が何十人も予約待ちになる人気図書を大量に入荷すればいいだけです。極論を言えばツタヤや紀伊国屋を国で保護すればいいのです。
ただ図書館には生涯学習施設としての役割があり、例えば村上春樹の新刊が発売されると村上春樹の参考書や彼が影響を受けた作品、彼の影響を受けた作家などを利用者が手に取れる環境を整備することで、その自治体の知的レベルの向上に貢献することができます。まあ、実際は図書館のツタヤ化が問題となっているのですが。それは、新卒ポテンシャル採用で、大卒レベルの知識を期待しない社会の問題なのですが、またの機会にします。
小学生の子供の好きな食べ物といえば、ハンバーガーやステーキでしょう。アメリカはそのまま大人になるので死ぬまで多くの人がハンバーガーを食べ続けますが、日本は給食や食の関心が高い国民性もあり成人する頃にはそれなりの味覚が身につく人も多いです。
このように、民間や大衆の流れに任せてしまうとジャンクフード化するものがあり、それを抑止する力として行政の事業は必要なこともあるはずです。
ただ、文学や音楽、芸術やサブカルなどたくさんの分野がある中で、どの分野は税金を投入してまでジャンクフード化を避けるべきであるのか。それは、選挙で有権者が政治家に投票し、彼らが有権者の支持を得て、大衆の声を代弁して決めていくことなのだと思います。
更新時期も遅れ、内容も薄いですが今回は以上です。
では。